然別峡かんの温泉
道東旅行1日目のお宿は帯広駅から1時間ちょっと(これが大変だった)の山奥にある。
然別峡かんの温泉。歴史のある温泉だそうで。
本当の本当に山奥にある。蛇行の続く山道をウネウネウネウネ車で進むが、行けども行けども山、山、山、山、、、ほんまにこっちであってる!?これ山越えてしまうんちゃうか!?ってくらい山奥。
外観
ヒグマがお出迎え!
ロビー
リニューアルしたらしく清潔で、素朴なほっこり感が漂う。落ち着く。
お部屋
広くてきれい!ロッキングチェアがある💕
翌朝の写真だけど、眺めも最高!!
網戸もついてるし、安心だなぁ!(これがとんでもない勘違いだった)
夜、網戸もしているからと窓を開けて涼しいね~なんて言って知らぬ間に寝てしまった。深夜2時、目が覚めてふとベッドを見ると、そこには、大量の蛾、蛾、蛾、、、、
蛾って薄っぺらいから、網戸の隙間から入ってこれてしまうんですねぇ。
朝起きたら、私の首の下から蛾の死骸出てきて発狂した。ほんまに、ゾワゾワして叫んでしまった。でもお陰で少し耐性がついた。
晩御飯
食事の量は控えめだけど、どれも美味しいし意外に満腹になった!山奥なのにホタテと甘エビは新鮮だし、一口蕎麦も美味しい。鍋も具だくさんで、このお出汁がめちゃくちゃ美味しくて飲み干してしまったくらい。肉、魚、野菜のエキスが全部出とるなぁ!という感じ。特に美味しかったのがメインの鹿肉ソテー。肉がぷるんぷるんで生ラムみたい。ほんのり酸味のきいたソースとよく合う。この鹿肉ソテーがビュッフェにあったらなぁ……こればっかり食べるなぁ。
温泉
温泉は種類がたくさんあって、大まかに4箇所。1つは貸し切り露天(幾稲鳴滝の湯)で、今回は時間の都合上行かなかった。(あと虫に怯えてたのもある。)
今回入ったのは、インナクル、ウヌカル、イコロボッカの3つ。
インナクル
ウヌカル
イコロボッカの湯
どれも源泉掛け流しで、あつーいのとぬるーいのがあって、交互に入ると身体がムズムズしていい感じだ!
特に気にいったのはイコロボッカの湯。これは昔の様式で、お湯が下から沸き上がってくるのだ!ほんまもんの温泉だ!
源泉は50℃もあるので湧水で温度を下げているらしいのだけど、これがまたちょうど良い湯温で、永遠に浸かってられた。
下から沸いてくるポコポコポコって音に癒されるし、細かな気泡が浮いてくるのを眺めて、目でも癒される。鳥とか虫の声も聞こえてくる。天国か?
結局2時間近く居座ったような気がする。早朝で他に誰もいなくてラッキーだった。
こんなにあがりたくないと思う温泉は初めて。温泉は好きであちこち行ったけど、今のところ堂々の一位に輝いている。
朝御飯
小鉢に色々!どれも美味しかった!
その他ギャラリー
総評
部屋に蛾が入ってきたのは予想外だったし精神的ダメージもなかなかのものだったけど、温泉の素晴らしさがそれを上回った。
特にイコロボッカの湯にはまた入りに行きたい。
人を選ぶお宿だとは思うけど、秘湯とか好きなら絶対にハマる。私は本当に虫が苦手で少しでも触れたら全力で叫んで暴れてしまうくらいだけど、それでもまた行きたい。
あとスタッフさんも皆さん気さくで感じのよい方ばかりで、とても気持ちよく過ごせた!
非常に良いお宿。帯広へ行くときは、ぜひ!